ドーパミンはやりたいこととやることを繋げる物質

ドーパミンという言葉を聞いたことはありませんか?
覚せい剤などの興奮剤を使用するとドーパミンが異常分泌され、興奮状態になります。
たくさん出るのは良くないってこと?と思う方もいるかもしれませんが、ドーパミンは普段の生活の中でも無くてはならない物質なのです。

ドーパミンの役割ってなに?

ドーパミンは【やりたいこと】と【やること】を繋げてくれる物質です。
例えば【ご飯を食べたいというやりたいこと】に対して【やること】は【足の筋肉を動かし、キッチンやお店まで行く】ことです。
その気持ちと体の動きを繋げてくれる大切な物質がドーパミンです。

何かをする前には必ず、気持ちがあります。
食べたい・飲みたい・行きたい・やりたい・したいという気持ちに対して、ドーパミンは体が動くように信号を出してくれます。

ドーパミンが減るとどうなるの?

【やりたいこと】と【やること】を繋げてくれる物質なので、多過ぎても減り過ぎてもあまりよくありません。
ドーパミンが減り過ぎる病気で有名なのが、パーキンソン病です。

ドーパミンが減ると【やりたいこと】に対して【やること】の信号が上手く伝わりません。
立ち上がろうと思っても足がすくんで上手く動かせなかったり、どちらの足から動かすのか、どうやって動かすかが分からなくなってしまいます。
忘れっぽくなってしまったり、集中力が減る、無気力になるなどの症状もあります。

ドーパミンが作られている場所は他の物質も作られる場所でありそこからたくさんの物質に信号を送っているので、ドーパミンが減ると他の物質にも様々な影響を及ぼしてしまいます。

ドーパミンが増えるのはいいこと?悪いこと?

では逆に、ドーパミンが増えたり増やしたりするのは良いことなのでしょうか?

ドーパミンが増えすぎると、気持ちという【やりたいこと】がなくても【やること】が暴走してしまいます。
幻覚を見たり、発言をコントロールできず失言をしてしまったり、やりたいわけではないのに必要のない行動を繰り返してしまうなどの症状が出てきます。

麻薬が法律で禁止されているのはこれらの症状が強く出るからです。
ドーパミンは快楽物質でもあるため、また同じことをしたいという気持ちが今度は【やりたいこと】になってしまい繰り返すようになります。

ですが、麻薬とドーパミンは切っても切れない仲にあるといっても過言ではありません。
パーキンソン病の解明に貢献したのは麻薬中毒者でもあるというお話もあり、病院で適切に処方される医療用麻薬はドーパミンの減る老人などにはきちんとした効果があるのです。

バランスを保つのが大切!異変があればすぐに病院へ行こう!

ドーパミン以外のどの物質にも、一定の量が決められています。
多過ぎても体に毒となり、少なすぎても毒になってしまいます。

「思うように体が動かない」「やりたくないのにやってしまう」という症状はドーパミンが関係していることが多いので、そういった症状を感じた場合は病院へ相談に行きましょう!